• 禿(かむろ)なる樹 定(さだ)んで 禿なるに非(あら)ず。(2)

    お釈迦様にはチューラパンタカという弟子がおられました。 この方は記憶力が乏しく、3年経ってもお釈迦様のお言葉を、一つも暗記することができませんでした。 見るに見かねて、兄のマハーパンタカが 「修行ができないのならこの祇園 …

  • 禿(かむろ)なる樹 定(さだ)んで 禿なるに非(あら)ず。(1)

    お大師様は 「いつまでも枯れ木は枯れ木のままではない。時が来ればきっと花が咲く」 とおっしゃっています。秋から冬にかけて葉が落ち、寒風にさらされている梅、桜、桃の木々はもう二度と緑の葉を出さない枯れ木かと思えます。 しか …

  • 秋のおひがんに際して

    鈴虫の 声聞の庭に 祈りあり 猛暑の夏も終わり、鈴虫の声が境内に響く読経のように聞こえます。秋の豊作と亡き人びとへの供養という二つの「祈り」が詠み込まれています。声聞(しょうもん)とは仏法を伝える僧侶のことです。鈴虫の声 …

  • 教報『さいの河原』320号 秋のおひがん法要

    今回の『さいの河原』は ①令和7年9月21・23日 秋のおひがん法要 厳修 ②10月26日(日)さいの河原清掃奉仕のご案内 ③暮らしの中の仏教語「縁起(えんぎ)」 ④お大師様のお言葉 「哀れなる哉 哀れなる哉 復、哀れな …

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