おせがきの由来は
『仏説救抜焔口餓鬼陀羅尼経』(ぶっせつきゅうばつえんこうがきだらにきょう)
に説かれています。お釈迦様の弟子の阿難尊者(あなんそんじゃ)が修行中、
焔口(えんこう)という餓鬼(がき)があらわれました。
餓鬼とは生前欲深く、その報いからのどが細く飲食できないほど、常に
飢えに苦しむ亡者をいいます。
焔口という餓鬼は阿難尊者に
「おまえの命はあと三日で終わり、来世は私と同じ、餓鬼道に落ちるであろう」
と伝えました。おどろいた阿難尊者はお釈迦様に報告します。
お釈迦様は
「恐れることはない。餓鬼道を逃れたいのであるなら、良い行いを勤め
ることだ。その方法は、苦しむ餓鬼為に、あらゆるすべての修行僧を招き、
飲み物、食べ物を施し、救うことである」
阿難尊者はそれを実践し、寿命を八〇歳まで全うすることができました。合掌
7月2日・3日 厳修
時間 午前11時 午後1時 計二座
とうば供養料 一霊 5,000円