真言宗 弘法大師の御教え9

弘法大師空海様の高弟に真済(しんぜい)という方がおられます。

 

真済様は、

 

弘法大師様は初めて訪ねてこられた方にも親友のように応対され

 

浅薄な言動をされたのを聞いたことも見たこともない、

 

とおっしゃっています。

 

お大師様は、他人に対して「親しみ」やすく、

 

かつ「礼儀」をもって接しておられました。

 

私たちにとって、この「親しみ」と「礼儀」の二つの面は相容れないものです。

 

「親しみ」のある人は、あまり行儀が良くなく

 

また「礼儀」を重んじる人は、ともすれば他人を寄せ付けません。

 

この真済様の言葉から、「親しみ」と「礼儀」をもってお大師様は同時にお持ちであり、

 

故に多くの方々から仰がれ親しまれたことがうかがえます。合掌

 

 

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