5月4、5日 水子供養 春の大祭 ②

我が子との今生の別れ、その痛切は、計り知ることはできません。

 

古より、多くの方がその胸の内を俳句や詩歌に遺しておられます。

 

野口雨情が作詞した『シャボン玉』も有名な歌です。

 

野口雨情は明治41年に、長女のみどりちゃんを失っています。

 

生後八日間のほんとうにはかない「いのち」でした。

 

『シャボン玉』には「消えた」の表現が繰り返されて

 

愛児へのいとおしさ、あきらめきられない無念さが

 

胸に迫ります。

 

「風 風吹くな シャボン玉飛ばそ」

 

人生には思いがけないつまずきがあります。

 

それでも子供のみならずみんなそれぞれの人生を歩んでほしい。

 

私には、野口雨情の切ない祈りと応援に聞こえ深い感銘を受けるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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