以前、他の動植物と同じように「いのち」を有している人間だけに
「祈り」という行為ができる、「祈る」ことができると記しました。
人間以外の動植物には「祈る」ことはできません。
言い換えれば「祈り」という行為があるからこそ
人間は「人間」であるのです。
ではどのようなときに私たちは「祈る」のでしょうか。
「祈りを捧げる」といった表現があります。
「捧げる」という行為は
○神仏や目上の者へものを献上する。
○自分の持っているものをすべて相手に差し出す。
ことを意味します。
「祈りを捧げる」とは神仏に対して、自身のまごころをすべて差し上げることです。
お地蔵様として祀られた我が子に手を合わせ
祈りを捧げておられる親御さんのお姿に私は
「祈りを捧げる」ことの尊さを教えていただいています。