水子供養について11

水子供養の御本尊であるお地蔵様は

 

道端の、つまり路傍の仏様として、親しまれてきました。

 

日本中の道端のあちらこちらで無数におまつりされている

 

お地蔵様に、その数でまさる仏様はおられません。

 

それだけ私たちにとって、有り難くも身近で、

 

拠り所であるお地蔵様は、日本人の心そのものでありましょう。

 

田舎道 石のじぞうに 聞いて行く

 

おじぞうさまが無言のままにお力をお貸しくださる

 

その有り難さがこの俳句からは伝わります。

 

お地蔵様は、私たちの心そのものでありますから、

 

お地蔵様に聞くことは、

 

自分の心に聞くことでありましょう。 

 

さいの河原のお地蔵様に手を合わせることは、

 

自分の心に手を合わせること。

 

私たちは、お地蔵様と変わらぬありがたき存在なのです。

 

合掌

 

 

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