真言宗 弘法大師の御教え2

お大師様のご宝号「南無大師遍照金剛」は真言宗のあるべき信仰の姿です。

 

「南無」の後の「大師」は弘法大師、

 

遍照金剛」はお大師様の僧侶としての正式なお名前(灌頂名、かんじょうみょう)であります。

 

つまり拠り所は弘法大師空海様、お大師様です。

 

他の宗派では

 

お念仏は「南無阿弥陀仏」は阿弥陀如来様

お題目は「南無妙法蓮華経」は法華経

禅宗での「南無釈迦牟尼仏」は座禅瞑想の修行で悟りを開かれたお釈迦様

 

が信仰の拠り所であります。

 

 

仏教では自身の修行に励むことを「自力」といいます。

 

また仏様にひたすらおすがりすることを「他力」といいます。

 

ご宝号には、

 

お大師様を目指す「自力」

 

お大師様におすがりする「他力」

 

二つのみ教えが込められています。 合掌

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