住職が愛宕山弘正寺に「さいの河原」の造営を始めて、50年近くになります。以来、老若男女、多くの方々が参拝に来られます。
中には
「とりあえず水子供養をして下さい」
という方もおられます。
しかし本堂に入り、一緒に合掌して、本尊様にお経を上げ始めますと、涙を拭いておられる気配をよく感じることがあります。
そのたびに私はあらためて
「供養とはお経をあげる僧侶だけでなく、お参りに来られた方々と共にある」
と気づかせていただいています。
いのちと向き合い、そのいのちをかな(悲・哀)しむこと。命が軽んじられ、粗末に扱われる今だからこそ、とても尊いのではないでしょうか。 至心合掌