咲いた咲いたに

「咲いた咲いたに、ついうかされて、花をたずねて西また東、わらじ切らして帰ってみれば家じゃ梅めが笑ってる」

花が咲いたと聞き、心躍らせて方々に尋ねて回ったけれども、結局「家じゃ梅めが笑ってる」ということです。

真実は探し回っても見つからない。

真実はすぐそばにある。

新しい季節の訪れに際して、あらためて自分の足下を見つめることの大切さが、冒頭の句から伝わります。

 

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