水子供養でお唱えするお経に
『賽の河原地蔵和讃(さいのか
わらじぞうわさん)』がありま
す。
亡くなった我が子のあの世で
のつとめは、この世の両親等の
為に供養の石塔を積むことです。
しかし、鬼たちがその石塔を
崩して、子ども達を恐れさせ泣
かせ、困らせます。
その時、お地蔵様が顕われて
鬼たちを追い払います。子ども
達はまたひたすらに供養の塔を
積み続けるのです。
この繰り返しの日々が、『賽の
河原地蔵和讃』に説かれていま
す。
私たちはここに登場する鬼た
ちから、決して避けることので
きない理不尽な「困難」を、亡
くなった我が子(水子地蔵尊)
からこれらの困難に対する「忍
耐」と立ち向かう「勇気」を、
お地蔵様からいつも子どもの傍
におられるという「安心(あん
じん)」を頂くのです。
合掌