たけのこの親優(おやまさ)り
という表現があります。
たけのこは成長が早く、たちま
ち親竹と同じ高さになることか
ら、子が親よりすぐれている意
味のたとえです。
供養される親御様の心を感得さ
れたさいの河原のお地蔵様が、
我が子を鬼立ちに立ち向かう勇
気のある、忍耐強い仏様にお育
て下さいます。
その仏様こそが「万体地蔵尊」
であります。「お地蔵様」によ
って、我が子が「お地蔵様」と
なる。苦悩し迷う親御様を支え
お救い下さるため「万体地蔵尊」
というお地蔵様に生まれ変わる。
お供えのたけのこをみて、そん
な確信に至りました。 合掌