真言宗 弘法大師の教え17

前回の続き

剛柔気聚(あつま)れば浮生出

ず。地水窮(きわま)れば死し

て休するがごとし。

この聖語に続けてお大師様は、

いかに偉大な人間も春秋を経て

逝くことは流転の定めであると

詠じておられます。

「生死」はまさに「夢の如く」

であることを知り、深く修行す

れば、心の源底であるさとりを

得ることができ、その結果大日

如来の世界に至るとお説きであ

ります。続く 合掌

追伸 この文章は『空海散歩~

世の流れ~』第二巻(筑摩書房

より平成30年7月15日発刊

予定)に掲載されます。

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