真言宗 弘法大師の教え16

剛柔気聚(あつま)れば浮生出

ず。 地水縁窮(きわま)れば

死して休するがごとし。

このお大師様の聖語は「剛・柔

の二つの気があつまれば「生」

がはじまる。身体を構成する地

水など要素、四大が尽きれば、

死することになる」という意味

です。

古来剛柔、陰陽など「相反」す

る二つの気が万物を生み出すと

されました。また病気になるこ

とを「四大不調」と言い、その

縁が尽きると「生者必滅」生あ

るものは必ず滅すると説きます。

続く 合掌

追伸 この文章は『空海散歩~

世の流れ~』第二巻(筑摩書房

より平成30年7月15​日発刊

予定)に掲載されます。

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