真言宗 弘法大師の御教え13

真言宗宗祖弘法大師空海様、お大師様に

 

は「大師十号」といわれる十のお名前が

 

あります。

 

その中ででも「空海」というお名前は、

 

学校の教科書にも明記され、一般的に

 

知れ渡っています。

 

『続日本後紀』巻第四には、お大師様に

 

ついて

 

「土佐国(現在の高知県)の室戸の崎に

 

勤念す。幽谷は声に応じ、明星来影す」

 

と記されています。

 

伝承によれば、このようにお大師様は、

 

四国での御修行中に目の当たりにされた

 

果てしない天空、そして大海原にこの

 

「空海」の名を得られたとのことです。

 

あらゆる「いのち」の根源であり、すべ

 

ての有り様を示すものが「空海」であり

 

ます。いわばお大師様の「空海」と名乗

 

られた「事実」は、すべての「いのち」

 

の有り様を御修行時代にすでに体得され

 

ていたお大師様の「真実」とも言えます。

 

合掌

 

 

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