7月2・3日 おせがき法要 3

地獄・餓鬼の世界は、あの世のことと思うかも知れません。

 

しかし、見方を変えれば地獄も餓鬼の世界も、「この世の苦しみ」

 

と言えないでしょうか。

 

餓鬼の世界はこの世、娑婆世界の有り様とも言えます。

 

楽しいことがあれば有頂天になり、悲しいことがあると

 

この世を地獄と思います。

 

つまり地獄も極楽も私達の心の中にあります。

 

自分の欲望のみを追い求め、苦しみ続ける存在は

 

餓鬼だけではありません。

 

私達人間ももそうではありませんか。

 

おせがき(お施餓鬼)とは、故人の霊だけでなく

 

この世に生きる私達人間にも向けられています。

 

この世を生きる私達に対する仏様からの戒めと言えます。合掌

 

 

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