謹啓 合同おせがき法要を
7月4・5日(土・日)
とうば供養料一霊5千円で厳修いたします。
法要は1日2座、午前11時、午後1時半です。
詳細は弘正寺までお電話ください。℡0564-23-8254
「おせがき」には次のようなお話が今に伝わります。
ある時、お釈迦様のお弟子阿難尊者は
欲望の赴くままに生きたあげく、
喉が針のように細く、やせ衰え、醜い姿となった「餓鬼(がき)」に
「お前の命は三か月で我々と同じ餓鬼に生まれ変わる」
と告げられました。
阿難尊者はお釈迦様に教えを請いました。
そこでお釈迦様は
「あらゆる餓鬼に施しを行いなさい。そうすれば苦しみを受けるどころか
かえって長寿を得られます」
と教えられました。この話が由来となり「おせがき」が行われるようになりました。
「餓鬼」とは決して空想の存在ではありません。
あらゆるものを欲しがる欲望の象徴であります。
私たちにもこの「餓鬼」の一面があるのではないでしょうか。
自分のことばかりを考えて、他者を顧みない一面が必ずあるのです。
そのことを忘れない自戒とともに、
己自身のことばかりの小さな欲望に溺れる「餓鬼」を苦しみから救う
「ほどこし」の修行、つまり布施行の実践が「おせがき」法要です。
自らを戒め、あらゆる他者に分け与える心をもつ機会でもあります。合掌