先月24日に、毎年春秋二回の壇信徒の方々による、さいの河原清掃奉仕が行われました。
秋の奉仕は、万体地蔵尊の一体一体の古い前掛けを外し、新しく付け替える作業です。
万体の地蔵尊の全てに、奉納された新しい前掛けを結びつける作業は、大変身体に堪えます。
また、急な斜面や足下が良くない岩場もあり、緊張や怖さから、当然心もとても疲れます。
ご一緒に作業する私は、壇信徒のお姿に、時折手を止め深謝し、合掌いたしました。
有り難いことに、今年も全員怪我なく無事に終えることができました。
初めてご参拝される方々は必ず万体のお地蔵様に驚嘆されます。
できればその数だけでなく、
参加された檀信徒の方々の忍辱慈悲(にんにくじひ)、まさしく心身の苦痛に耐えながら、慈しみの心で付け替えてくださったお姿に、
また前垂れ一枚一枚を丁寧に縫われ、弘正寺に奉納された多くの壇信徒の方々の御心に、
思いに馳せて頂けたらと存じます。至心合掌