亡くなった人々の「祟り」ってあるんですかとよく聞かれます。
そもそも仏教において「祟り」や「怨霊」は存在しません。
よって水子さんやご先祖さんの霊が災いをもたらすことはありません。
不遇の生涯であった人々に対する生き残った人々の「心残り」が
「恐れ」を生み、その「恐れ」から「祟り」が生まれました。
あの世にいる不遇の死者に対して
この世を生きる私たちが
「きっと恨んでいるにちがいない」
「申し訳ないことをした」
と「後悔」や「心残り」を感じることから「祟り」が生ずるのです。
仏教では、この「後悔」や「心残り」と向き合うことを
「懺悔(ざんげでなく、さんげと読む)」といいます。
「懺悔」によって私たちは不安を鎮めることができます。 合掌
※水子供養について8に続く